工事現場を見学しました。
こんにちは。
安達です。
先日、神奈川県の建設業を専門とされる先生方と、工事現場の見学会に参加
しました。
工事現場は川崎の入江崎水処理センター内で、大師河原貯留管送水ポンプ棟の
建設工事です。施工業者は清水・東洋・鴻池・三ツ和の共同企業体で、川崎市
工事の段階としては、ポンプ棟の地下部分の掘削を行いながら、地下の本体部分
の躯体コンクリートを埋め込む、というもので「ニューマチックケーソン工法」
というものです。
埋め込まれる躯体コンクリートの下部に作業用のスペースがあり、そこに空気を
送り込んで掘削を行いながら、土砂を外部に排出して躯体を深沈していくという
方法です。
約30m四方の床面積のコンクリート躯体を深さ30m余り沈めます。
毎日10cm程度ずつ深沈していくそうです。
多くの本数の足場は埋め込まれる躯体の上に組まれています。
中央に見える青い設備は、地中から掘り出した土砂を排出するための
ものです。緑のシートの上を地中から釣り上げたバケツが移動し、
土砂を外部に排出する土砂ホッパーへと運ばれます。
排出された土砂は上記のホッパーを通じてその下に止まっているトラックに
積まれます。
作業は常にリモコンカメラで監視し、一定程度の深さ以上になった場合は、
ロボットアームを使ってカメラを見ながら掘削するそうです。
カメラに写っている作業スペースは、1枚目の写真の躯体コンクリートの真下
にあります。
大規模な工事現場の見学は初めてだったので、その迫力に圧倒されました。
また、最新の技術が実際に利用されて工事が行われているのを確認でき、
非常に興奮しました。
今回見学したポンプ棟は、集中豪雨時の雨水排除などのために利用を予定している
そうです。近年、ゲリラ豪雨による都市部の浸水被害などの報道に接する機会も
多くなりました。
行政書士として建設業界に関わることも多いですが、現場の方のご苦労により、
我々の日常生活が支えていることを、改めて実感しました。
この度はとても良い経験をさせていただきました。
ありがとうございました。