相模原の行政書士安達弘樹のブログ

相模原市で独立開業中の行政書士安達弘樹のブログです。

銀行員役をやりました。

おはようございます。

安達です。

 

今日も神奈川には雪が降りそうな予報です。

夜まで注意が必要ですね。

 

先日、座間で行われた成年後見制度についての市民公開講座中の寸劇で、

恥ずかしながら銀行員役を演じました。

寸劇自体は講演に付随した短めのものだったのですが、比較的好評で普通に

講師が一方的な説明をするよりもとても分り易く印象に残った、とのお声を

いただきました。

 

全体のストーリーは、独居の父親のもとに久しぶりに帰った息子夫婦が、

父親に認知症の症状があらわれはじめていて困惑する、というものです。

その後、大声で初恋の人を叫んだり、息子の嫁の名前を忘れたり、街中で

既知の民生委員さんを泥棒呼ばわりしたため、離れて暮らす今後に不安を

抱きます。

私は、その後、息子が父親に代わって銀行にお金をおろしに行った際の

銀行員役として参加しました。

家族であっても簡単には銀行でお金をおろせない旨を説明し、息子に対して

後見制度への注意を促す役回りというところです。

寸劇の最後は、初恋の人が亡くなった奥さんで、奥さんのことは良く覚えていた

ことから、息子夫婦も後見制度の利用を前向きに考え希望を持ちながら終わる、

というものでした。

寸劇の関係者は皆行政書士会の相模原・座間地区の方だったのですが、皆さん大変

熱心に演じていたので、見ている方にも伝わったのではないでしょうか。

 

私自身、銀行員の対応を知るため、実際にいくつかの銀行や郵便局に行って

「父親の代わりに預金を下ろす場合、どうすればいいですか?」

と聞いてみました。

 

すると、概ね対応は似たようなものでした。

”怪しまれる”

です。

 

まあ、当然ですね。

このご時世、親の代わりに預金を下ろしたい、などとにこやかに訊いてくる

一見まじめそうな(!)人間が一番怪しいですからね。

詳しく伺いますのでこちらの窓口へ、などと言ってなかなか教えてくれない

ところもありました。

金融機関の皆様には、お忙しい中大変失礼しました。

怪しみながらもご丁寧に対応いただき、手続を教えてくださったおかげで、

寸劇を観ていた方から、

「前職は銀行にお勤めだったんですか?」

と質問され、とても自然だったとご評価いただきました。

どうせやるなら、少しでも本物に近づけたいと思っていたので、

その成果が多少でも表れたようで嬉しかったです。

 

ちなみに、実際にご家族の方に代わって金融機関で預金を下ろす場合は、

直接窓口などにお訊ねください。

個別の状況に応じて丁寧に対応をしてもらえるので、ここでの記述は

控えたいと思います。

 

成年後見制度については、以下の行政書士によるサポート組織もあります。

かなさぽ 一般社団法人コスモス成年後見サポートセンター 神奈川県支部

 

当事務所でも成年後見についてのご相談を承ります。

行政書士安達法務事務所 | 神奈川エリアの遺言・相続・成年後見専門行政書士

 

今日も一日頑張りましょう!